ギネス・ジョーンズ&ヨッヘン・コワルスキー
ジョイントコンサート 2/3
職場から終業後直行して、会場に着いたら5分前のベルでした。ふうっ、という感じでホールに入ると、開演間際だというのに席はガラガラ。1階は後ろや左右の端の席は3~4列全く人が座ってなく、私の席は1階のN列でどちらかというと後ろの方ですが、それより後ろの席にはほとんど人がいませんでした。ザ・シンフォニーホールでこんなに人が入ってないのは私には記憶がありません。
デイム(ジョーンズ)はちょっとお年ですがまだまだイゾルテをやるぐらいですから心配する必要はないし、コワルスキーの方は売れっ子でマスクもいいから女性ファンが殺到か、と思っていたのですが、全く予想はずれでした。あまりにも人が少ないので、せっかく来てくれたお二人に申し訳ない気持ちになりました。
やっぱり関西ではオペラは厳しいのかな?
さて、歌の方ですが、前半は、デイムが初っ端から全開でやってくれまして、幸先よし。コワルスキーはもうちょっとという感じでしたが、曲が曲ですからこんなものでしょう。でも、ヘンデルのオペラアリアもなかなかいいものですね。
前半の山場はやっぱりプッチーニ。デイムの透き通る声が突き刺さる快感を十二分に味わえました。
でも、ほんとは、ワーグナーをやってほしかったんだけどなあ。アンコールでやってくれるかとも思っていましたが、あの入りでは仕方ないか・・・
後半は、すべてオペレッタの世界で、こちらはコワルスキーの独擅場。彼の声は低いときはしんどいですが、いい音域になると急に伸びて心地よい美声に酔えますね。音程も、発声も申し分なし。コンサートなのに曲に合わせた演技も楽しませてもらいました。