エーテボリ交響楽団コンサート　1/2

　最近評判の高いヤルヴィ・エーテボリ響ということで行ってきました。ただ、プログラムがどちらもメインプラグラムとなるような激しいものだったので始まる前から、ちょっと疲れそうだなあ、という予感。

　会場は、超満員で、開演30分前に行っても、すでに、ロビー、ビュッフェは人でいっぱいでした。前評判が高かったのか、それとも、最近関西では日曜日にオーケストラのコンサートが少なくなっていたためなのか、さてどちら？

　で、まず、シベリウスの2番。

　はじめにヴァイオリンが鳴り出して、まず、その音の大きさにびっくり。続いて、弦の響きのきれいなこと に、またびっくり。アンサンブルも見事で、はじめから弦の音で引き込まれてしまいました。

　金管も、はじめは弦に比べてちょっと迫力不足かなと思いましたが、そのうち、バランスがよく、音程も正確、音色もきれなので、不満は感じなくなりました。

　曲の方ですが、さすがに、北欧のオケだけあって、やりなれている感じです。ヤルヴィの指揮も、これ以上は望むべくもないというような私の理想と思えるテンポで、悠然と進んでいきます。やっぱり、弦が大変きれいで力強いので、シベリウスの弦のうねるような音が大変心地よく、ウットリとしてしまいました。