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オーケストラアンサンブル金沢 大阪特別公演 1/2

日時
1997年12月12日 19時より
会場
ザ・シンフォニーホール(大阪)
指揮
岩城宏之
バリトン
ヘルマン・プライ
管弦楽
オーケストラアンサンブル金沢
曲目
シューベルト 歌曲集「冬の旅」
 (管弦楽編曲/鈴木行一)
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 今年最後のコンサートで、しかもプライの「冬の旅」だというので大きな期待を持って会場へ。中は補助席が出るくらいの盛況ですが、心なしか平均年齢が高そうです。


 舞台上はオーケストラの席が舞台中央に密集して配置され、もう少し余裕を持って配置すればいいのにという感じ。あと、オペラの演奏のように楽譜立てにライトがついていてあれっ?と思ったのですが、その理由は演奏が始まるとすぐに分かりました。


 楽団員が舞台に現れ、コンマスが出て調律の後、プライと岩城宏之が登場。すると舞台のライトが徐々に落とされプライをスポットライトで照らしているほかは、かなり暗くなりました。


 まあ、いつものピアノ伴奏ではこんなライティングをしますから、ピアノの代わりにオーケストラを持ってきただけの雰囲気作りだったのですね。だから管弦楽の配置も中央に集中して配置したのかと納得しました。


 程なく演奏が始まりましたが、初めのほうはプライの声はまだ本調子でなく、オケの伴奏もちょっと音が固まっていない感じでちょっと違和感あり。音源が散らばっているので歌のすぐ後ろでバイオリンの合奏の音がした後、突然遠くからオーボエの音色が聞える、という感じで、これまで持っていたイメージとちょっと違い、やっぱりピアノのほうがいいなあと思ってしまいました。

 
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