沼尻竜典オペラセレクション ベルク歌劇《ルル》3幕完成版 1/2
日時
2009年10月5日(日) 14:00~17:50
会場
びわ湖ホール大ホール(滋賀)
演目
ベルク作曲 歌劇《ルル》3幕完成版
指揮
沼尻竜典
演出
佐藤信
管弦楽
大阪センチュリー交響楽団
配役
ルル:飯田みち代
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:小山由美
アルヴァ:高橋淳
シェーン博士・切り裂きジャック:高橋祐樹
画家・黒人:経種廉彦
シゴルヒ:大澤健
猛獣使い・力業師:志村文彦
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:小山由美
アルヴァ:高橋淳
シェーン博士・切り裂きジャック:高橋祐樹
画家・黒人:経種廉彦
シゴルヒ:大澤健
猛獣使い・力業師:志村文彦
びわ湖ホールで《ルル》をやるというので、とても楽しみにしていました。以前ウィーンで2幕版を見たとき、言葉と音楽が密接に結びついた舞台を、予習をしていったとはいえ、十分に消化できませんでした。ですから、このオペラの本質をつかめるチャンスはめったにないだろうから、今回も予習もして公演に臨みました。
直前にびわ湖ホールのwebを見ると、シェーン博士・切り裂きジャックが黒田博さんからアンダーの高橋祐樹さんに変更とありました。重要な役なのでちょっと心配。
当日は、すばらしい青空。ホールから見るびわ湖の景色も最高です。会場はこの手のオペラにしては満員に近い。関東からも結構来ているのでしょう。
会場が暗くなって演奏が開始されると、しっかりした管弦楽の音が響きました。猛獣使いの志村さんの声も十分。これは期待できそうだとすぐに分かりました。
思ったとおり、音楽に限れば大変すばらしい公演でした。なんといってもルルの飯田さん!すごい音階で高音が続く難曲を、完璧に歌っていました。しかも演技も交えて。横になって歌う場面もありました。すごい歌手ですね。