私の好きな店

「別館牡丹園」

神戸元町の中華料理店の老舗。表通りに「本館牡丹園」と称する店があるが全くの別物。焼きそば、チャーハン、肉料理など何を食べても極めておいしい。私が特に好きなのは、鶏肉のフライドチキンである。鶏肉の香りが濃く、皮がぱりぱりなのに、身はジューシー。たいていの人が焼きそばを頼んでいるように思う。その辺のおじちゃん、おばちゃんが気軽に食べていく店である。

「もん」

生田筋の洋食屋。冬になると、牡蠣のバター焼きを食べにこの店に足を運ぶ。他にはオムライスが一人では食べきれないほど大きく大量のふわふわ卵に顔がほころぶ。ビフカツサンドも大好きで、出来立てのアツアツも、パンのふわ、衣のさく、肉のじゅわの3層が味わえておいしいが、お持ち帰りにして冷めても3実一体となってじんわりおいしい。

「みやす」

トアロードの脇にあるステーキハウス。建物は元タクシー車庫で、ここに本当にレストランがあるのか？と思うが、中に入ると別世界になる。ランチが基本的になくなったのが大変残念。絶品の1500円ハンバーグやハヤシライスを気楽に食べられなくなった。ステーキは炭火焼で香りも肉の味も最高でたっぷりの脂もくどくない。最高の肉を提供する。なお、夜のメニューにもカレー、ハヤシライスなどがあるが、ステーキを注文しないと注文できないようだ。この辺は要確認。基本的に予約して行った方がいい。なお、2011年のミシュランで一つ星を取った。

「トアロード
デリカテッセン」

燻製ものの老舗。神戸や大阪の百貨店にも店を出している。スモーク・ド・サーモンが有名だが、他のソーセージやパテもうまい。私がいつも買うのはホワイトフランクフルトソーセージと鯖の燻製（冷薫）。ホワイトフランクフルトソーセージは炒めてご飯と食べると相性ばっちり。ソーセージからにじみ出る脂がたまらなくうまい。鯖の燻製はスライスして、醤油に浸してからご飯の上に乗せ、丼にする。決してレモンを絞ったりしてはいけない。これがもううなるほどうまいので、鯖の燻製は冷蔵庫に常備している。

「ビゴの店」」

有名なパン屋さん。ここのパンは何を食べてもうまい。今の一番のお気に入りはブリオシュ食パンかな。かみさんが、これを細切れにしたものにあんこと生クリームのホイップをかけておやつに出してくれるのだが、これがまたにんまりするほどうまい。今は芦屋にサンドイッチ専門店を出すなど、事業を広げている。

「フロイン堂」

岡本のパン屋さん。生地を手でこねるのと石焼釜で焼く食パンで有名。食パンもうまいけど、他のパンもうまい。特にうまいのが、発酵小麦カンパーニュ。これにパテをつけて食べるとパンの酸味が肉の風味とマッチしてとてもうまい。また、田舎パンもレーズンとくるみがたっぷり入って、食べだしたら止まらない。そして一番のお勧めは、あんふらい。生地がしっかりしていて噛み応えがあり、シナモンの香りもさわやか。 ものによって焼きあがる時間が違うので注意。買うものが分かっていれば前もって予約しておくほうがよい。